海外ドラマ【ロキ】S1第2話レビュー:ロキは本当にTVAに協力するのだろうか

※ネタバレを含みます。

ロキは本当に、追われている”変異体の自分”を捕まえる気になったのでしょうか。

【第2話】変異体

TVAに捕まり”リセット”の判決が下されたロキ。刑を受ける代わりに逃亡中の変異体”ロキ”を捕まえる為に協力する事になります。本当に協力する気があるのか、何か裏があるんじゃないのか、ロキが主人公なだけに、イマイチ信用できません。いろんな事を疑いながら観ていきましょう。

変異体”ロキ”の行動

1985年、ウィスコンシン州のオシュコシュでは、感謝祭ごっこ?のような催しの中で、ハンターC-20が変異体を特定。確保しようとテントの中に進むと、、、それは逃亡中の変異体”ロキ”と思われる人物でした。

C-20はマインドを支配され、仲間を次々に倒してしまいます。変異体”ロキ”はタイムパッドを奪い、C-20を拉致して、タイムドアの先へと消えます。目的は一体なんなのでしょう。

とりあえず、惜しみなく暴力を発揮しているあたり、主人公のロキよりも凶暴そうです。

動く立体のミスミニッツ

TVAではデスクで時間軸について学ぶロキと、立体のミスミニッツが!なんと、動いています、ミスミニッツ。会話もしている。ロキに虫けらのように叩かれそうになり、飛び跳ねて怒っていました。なかなかかわいいキャラです。


手書きミスミニッツ

ミッションに参加するロキ

メビウスにジャケットを支給されたロキ。羽織ってみると案外イケてる。しかし、後ろには変異体という意味の”VARIANT”と表記されているのでした。

B-15によって、オシュコシュの襲撃について説明を受けるチームは、今まで何人もの変異体”ロキ”を剪定してきたそうで、その時によって姿かたちやパワーがそれぞれ違うということが分かりました。逃亡中の変異体”ロキ”はまだ未発見な為、”専門家”として主人公のロキを同行させるんだそうです。ロキは武器が必要だと訴えますが、メビウスはこれを却下しました。信用できないのに武器は持たせられませんね。

事件のあったオシュコシュへ

現場に落ちているヘルメットを見て、C-20が人質として捕らえられた事を知るTVA職員達。テントを出ようとすると、ロキが突然「テントを出るな」と言います。これは変異体”ロキ”の罠で、出口で待ち構えているというのです。しかし、時間軸はレッドラインに到達しそうになっていて、なるべく早く脱出してリセットしなくてはいけません。アセるB-15ですが、それでもロキは出るなと言い、何故かB-15に向かってウインクします。不快そうなB-15。笑

ロキは、いろいろ喋って最終的に嘘だとメビウスにバレてしまい、ただ時間が無駄になっただけでした。

ラヴォーナのオフィス

タイムキーパーの銅像が飾られ、やけにゴージャスで偉い人感が漂っているラヴォーナのオフィス。しかしメビウスとロキについて話す彼女はそう偉そうでもなく、対等のように見えます。

現場にロキを連れて行った事を咎めるラヴォーナに、「彼を理解すれば逃げている変異体”ロキ”も理解できるはず。」と言うメビウス。特に今回の件はタイムキーパーが注視しているとの事で、「彼(ロキ)と組むのは今回が最後よ」と、しぶしぶ任務を承諾してもらえらたメビウス。サインをするときに言った「R・スレイヤー」とは、ラヴォーナの名前です。

事件簿からの考察

オシュコシュの件をメビウスに言い訳するロキ。よく喋るロキを煙たがるメビウスは、「次はラストチャンスだ」と調査を依頼します。調査とは変異体”ロキ”の事件簿を見て、ロキとしての見解を。というものでした。ブツブツ言いながら事件簿を読むロキは、後ろのいたおばさんに「シー」と注意され、「シー」された事に対して「シー!」と注意し返します。か、かわいい。


司書に、TVAの創設に関する資料を読みたいと頼みますが、極秘資料だとそっけなく言われてしまいました。何を要求しても極秘ファイルだと言われ続け、「読める資料は?」と聞くと、、、また”ロキ”の事件簿でした。しかたなく読んでいると、アスガルドの滅亡”ラグナロク”が起きた事を知ってしまいます。驚きとともにひらめいたロキ。”災害”が隠れ蓑だ!と分かったのです。

メビウスのランチが”災害”に

食事中のメビウスに説明を始めるロキ。「滅亡前なら何しても関係ない、分岐イベントは発生しない。すぐ後に終末があるからだ。」と説明するために、ロキはメビウスのランチを奪って、塩を振りまくってしまいます。例え方はよくないけど、腕を振り続けながら説明するロキはチャーミングでした。

「どんな災害でもいいから行って、仮説を試そう!」というロキを、メビウスはしかたなく”災害”現場へ連れて行きます。

噴火寸前のイタリア、ポンペイ

噴火前の町にいる二人。変異エネルギーがあるかタイムパッドを確認するメビウス。とても小さな変化を起こそうとメビウスは言うが、反してロキはド派手に叫びます。しかし変異エネルギーは出ず、分岐もしませんでした。つまり、”災害”の寸前は絶好の逃げ場である、と、ロキは証明しました。叫び方がやんちゃな王子様感満載でおもしろかったです。

TVAに戻りロキとの会話の中で、変異体”ロキ”にお菓子をもらった子供の事を思い出したメビウスは、”災害”と、このお菓子が同時に存在していたところを調べ始めます。きっとそこに変異体”ロキ”が隠れているはず!と言うわけです。結局、その”災害”を資料から見つけ出したのはロキ。優秀なところを発揮しました。

2050年のアラバマへ

興奮気味でラヴォーナに移動許可をとるメビウス。そして今度のミッションでは念の為にと、ロキに武器として短剣を渡します。しかし向こうから歩いてきたB-15に即却下され、ロッカーにしまわれてしまいました。残念、ロキ。

B-15は手厳しい、ロキを全く信用していないんでしょうね。ブリーフィングでも、変異体”ロキ”は、リセットチャージを奪うから気をつけろ、見つけたらすぐ剪定しろ。とチームに言い渡していました。


そして巨大スーパーのある、嵐で消えた街へ。ロキはメビウスと組むのを却下され、B-15と組まされました。「タイムカラーを取られるな」と言うメビウス。あの首につける制御装置はタイムカラーと言うんですね!

変異体”ロキ”

B-15とロキが歩いていると、植物を眺める一人の男が、、、ハリケーンセールで安いんだ、と言っていますが明らかに怪しい。その男にB-15が触れると、一瞬、緑色の何かが発光して、、、

B-15はマインドを乗っ取られました。男は変異体”ロキ”に操られていたのでした。B-15に乗り移り、男は倒れます。ロキに向かって「優秀なのは私のほうだ」と言う変異体”ロキ”に乗っ取られたB-15、「会えて光栄だ」と返すロキ。この王子様感が素敵、ロキ。

会話を続けながらB-15から別人へと意識を移動する変異体”ロキ”。B-15は倒れ、意識を失いました。ロキは変異体”ロキ”に向かって「タイムキーパーを排除するから手伝え」と提案しますが、受け入れられませんでした。TVA乗っ取りには全く興味がない変異体”ロキ”。

「ロキ」と呼ぶと、とても嫌がり、自分の名前がキライなようです。乗っ取った男のネームプレートを見て「ランディ」と呼んで、と冗談を言っていました。

発見されたC-20

メビウスはC-20を発見しました。「あれは現実」と何度もつぶやくC-20は、変異体”ロキ”にタイムキーパーの居場所を話してしまっていました。

無線でB-15を呼ぶと、倒れていたB-15はようやく意識を取り戻します。B-15と合流したメビウスは、ロキがいなくて焦り、走りだしました。

変異体”ロキ”の正体

ロキが会話を続けていると、いつのまにか”ランディ”の姿は消え、突然、乱暴な男に蹴り飛ばされました。ロキが戦いながら「姿を見せろ、望みはなんだ?」と怒ると、ついに変異体”ロキ”が登場しました。なんと、女性です!!ロキのトレードマーク、”角”のカチューシャ?をしていて、片方は折れています。


「お前は眼中にない」と変異体”ロキ”が言うと、何かが動いて、初期化されたリセットチャージがタイムドアからどこかへ送られていきました。

その時、TVAでは一気に分岐イベントが発生し、画面を見ていた担当者が「コード000発生!神聖時間軸が爆破された」と叫びました。

事態を知ったラヴォーナはすぐさま武器を持って、どこかへ急ぎます。職員たちは一斉にタイムドアから各地へ出ていきました。


変異体”ロキ”はタイムドアでどこかへ消え、ロキはドアを見つめます。追いかけてきたメビウスは「待て!」と止めますが、、、ロキは行ってしまいました。ここで2話は終わりです。

なんてこった!続きめっちゃ気になるじゃん!