【映画】007カジノロワイヤル:荒削り感半端ない若きボンド

※ネタバレを含みます。

007 No Time To Die公開直前に再確認したくて再鑑賞しました。

何年か前に見たものを再び観ると、当時は理解していなかった部分があったりして、2度目を観るのってとても楽しめます。オススメです。

ざっくり概要

荒削りで無鉄砲で、はちゃめちゃな若きボンド。暗殺ミッションに成功し00へと昇格した彼が苦難を乗り越え、クールなボンドへと成長していく映画です。

悪人から集めたお金を使って投資で金儲けをしているル・シッフル。彼の資金調達を阻止するべく、ボンドは大金をかけたゲームに挑みます。

協力していたヴェスパーと恋に落ち、ボンドはヴェスパーを愛するようになりますが・・・。

007のお決まり

まずはオープニング。銃口の向こう側からボンドが銃を撃つおなじみのシーンは、もちろんカッコよく決まっていて冒頭からワクワク楽しめます。


ボンドと言えば、オメガの時計。ヴェスパーに素敵な時計と言われて嬉しそうでした。笑


更にアストンマーチン。Mに支給され「愛してる」とボヤくボンド氏。甘やかされてます。笑

NG行動を全く気にしない

若き日のボンドは、ルールなんて無視。大使館だろうが気にせず突っ込むし、Mの自宅にも勝手に侵入しています。

更には、勝たなきゃいけないゲームに負け続けてる途中、怒りに身を任せ相手を刺そうとしたりもしちゃいます。


結果を考えない行動や、自我が抑えられない00なりたての強気キャラは、それはそれでカッコいいけど、"ジェームズ・ボンド"は、やっぱりクールでなくちゃな〜と思います。

”ジェームズ・ボンド”になっていく経緯

その工程はなかなか厳しいものでした。心から愛した女性が、理由あって裏切っていた事が発覚し、その直後に目の前で死んでしまいます。失意の底からクールなボンドは出来上がっていくのです。


ヴェスパーの残した情報からミスターホワイトを捉えたボンドは、もう貫禄がついた彼になっていました。「ボンド、ジェームズ・ボンド」と名乗るおなじみのセリフもここでようやく出ます。

次作へと続く

次作「慰めの報酬」は、エンディングからの続きとなっているので、連続で観ることをお勧めします。

カジノロワイヤルで存在はあったけども、登場はしなかったキャラも出てきます。