【映画】エターナルズ:強くて心優しいヒーロー達
※ネタバレはしていません。
最強のエターナルズ達は、最高に人間味がありました。人間じゃないのに。
ざっくり概要
はるか昔の紀元前、エターナルズが地球にやってきたのは、ディヴィアンツという悪い生物から人類を守る為でした。
ディヴィアンツを絶滅させた後、彼らは解散し、それぞれが人類に溶け込んで生活していました。
デヴィアンツ以外の事で人間と関わるのを禁じられていた彼らは、戦争や争い、サノスの襲撃にも手を出す事ができず、ただずっと人類を見守ってきました。
ある日、大規模地震が起こり地球の異変に気づいた彼らは、再び集結し、そして危機に直面します、、、。
丁寧に感想を
MCU作品だからとワクワクしていましたが、原作やキャラクターについては、ほぼ知らない状態で鑑賞しました。
”MCU作品を観る”と言うのは、”エンターテイメントを楽しむ!”という感覚がありますが、エターナルズは異色で、考えさせられる問いかけのような場面が何度かありました。
繋がり、関わり、友情、愛情、家族愛、忠誠心。人と人で紡がれるこれらのことが、とても丁寧に描かれています。だからクロエ・ジャオ監督が起用されたのでしょうか?
エターナルズは10名。通常、映画では大方キャラクターが多いと困惑し、内容もそこそこしか頭に入らない印象があります。
しかし、この作品では1人1人の立場や、才能、考え方などをストーリーに上手に盛り込んでいて、後半になる頃には各キャラクターそれぞれに愛着が湧いてしまうほど感情移入していました。
特にアンジェリーナ・ジョリー演じるセナは、貫禄たっぷりで見応えがあります。戦い方のカッコよさはもちろん、小さな表情ひとつでさえ、カッコよくて見惚れてしまいます。
エターナルズのメンバー
簡単に紹介します。
●エイジャック(サルマ・ハエック):エターナルズのリーダーでアリシェムとの連絡役、傷を癒す能力を持っています。
●セルシ(ジェンマ・チャン):人間を深く愛していて、物に触ると別の物質に変える事ができる能力を持っています。
●イカリス(リチャード・マッデン):空を飛び、目から光線を出し、とにかく強い。セルシを愛しています。
●スプライト(リア・マクヒュー):見た目は子供、しかし能力は高く、自らを変身させたり幻を見せたりする事ができます。
●セナ(アンジェリーナ・ジョリー):最強の戦士、想像した武器を具現化して戦う事ができます。
●ギルガメッシュ(マ・ドンソク):セナの親友で、見た目とは裏腹に優しいです。怪力が武器の戦士。※エターナルズのクレジットでは、アメリカ名の「ドン・リー」で表記されています。
●キンゴ(クメイル・ナンジアニ):地球ではボリウッドスターとして活躍中、指先からパワーを放って敵を倒す能力を持っています。
●ドルイグ(バリー・コーガン):自分たちの人間との関わり合い方に納得がいかず、メンバーと長い間距離を置いています。相手をコントロールする能力を持っています。
●ファストス(ブライアン・タイリー・ヘンリー):地球で愛する家族を持った天才的頭脳の持ち主、何でも作れる科学担当で、人間の発明にも密かに貢献してきました。
●マッカリ(ローレン・リドロフ):耳が聞こえないマッカリは、宇宙で一番早く移動できるヒーロー。最速で走り、たくさんの人々やエターナルズを助けてきました。
エンドクレジット後
MCUお馴染みのエンドクレジット後のシーン。
今作では映画が始まる直前に、「クレジット後にも映像があるので最後までお楽しみください。」と表示されました。よっぽど重要なシーンがあるのでしょうか。はい、あります。
とりあえず、何だか気になる展開で終わる事は確かです。
フェーズ4、始まったんだなぁ、と先が楽しみでしょうがありません。
ぜひ劇場で楽しんでください。