ファルコン&ウィンター・ソルジャー第5話レビュー:サム、バッキー、ジョン、それぞれの決断まで

※ネタバレを含みます。

衝撃のラストから始まる第5話。ジョンの行く末が気になる。観るのがこわいような、でも観たいような。。。いや、観たいでしょ。

【第5話】真実

ジョン・ウォーカーがキャプテン・アメリカとして公の場でフラッグスマッシャーズの一人を惨殺。その光景は、その場にいた人々に撮影され、全世界に共有された。ジョンはキャップの座を剥奪され、執着からか異様な方向へ。。。サムは自分の家族に向き合い、自分とも向き合う。そしてバッキーが運んできたものは、、、。

手書きキャップの盾

Time to go to work

レマーを失い、失意の底にいるジョンは「Time to go to work」とレマーとの口癖を口にして立ち上がる。サムとバッキーは冷静に盾を返せと言うが、ジョンは抵抗し、闘いが始まる。血清のチカラがあるジョンは強い。バッキーにも負けない。「I am Capten America」と言いながら、ファルコンの翼をもぎ取るシーンは、狂気そのもの。今のジョンは”正義”のジョンじゃない。彼を止められるレマーはもういないし。。。なんとも悲しい闘い。2人がかりでなんとか盾を取り戻します。折られた翼はトレスに預け、カーリの捜索も依頼するサム。バッキーはジモ探しへ。

権利を剥奪されるジョン

国防長官に訴えるも虚しく権利剥奪で憤るジョン。不名誉除隊っていうのは軍人として最も厳しい終わり方らしい。かわいそうだけど、そうでしょうね。そんな彼の前にコツコツと歩く音を響かせながら近づいてきた人物が。ヴァルと名乗るその女性は、ヴィランの雰囲気かもしだしまくり。ヴァルはジョンに寄り添い「血清を打った事で、あなたの価値は高騰している」と話す。私からの電話には出てね、とカードを手渡す。しかしカードには何も書かれていなかった。何者??マーベルキャラなのかな?

カーリの決断とジモの行く末

フラッグスマッシャーズはGRCによって解散させられた難民施設へたどり着く。犠牲がたくさん出てカーリの心は限界に。「時は来た」と言い放ち、動き出す。テロでも起こす気か??一方、ジモはソコヴィアのメモリアルの前にいました。そこへバッキーが。ジモに向かって銃を構えて、、、しかし撃たない。ワカンダへ引き渡すのでした。あの”ラフト”に収監されるらしい。しばらくワカンダには来るな、と言い去るアヨに、バッキーは一つだけ頼み事をしていました。

【余談】ラフトとは

海の中の収容施設、以前シビル・ウォーでファルコン、ホークアイ、ワンダ、アントマンが収監された事がありました。詳しくはシビル・ウォーを観るべし。

イザイアと話し合うサム

サムに真実を話そう、と言われても当時を振り返り固く拒否するイザイア。国に貢献した黒人チームも、帰れば白人至上主義に差別を受ける。自分の仲間が捕虜になれば捕虜施設ごと破壊させられそうになる、助けたところで仲間達は皆死んでしまい、残った自分は30年投獄され実験対象に。唯一助けてくれた愛する女性は、投獄の間に死んでしまった。と。。。俺を消した”彼ら”は黒人をキャプテン・アメリカにする事はないだろう。と断言する。イザイアが受けてきた真実は重く辛く、耐え難いもので、サムはそれ以上何も言えず、サラの元に戻ります。これは、、、つらい。

船の修理に精を出すサムとバッキー

家族の問題を解決する必要があるサムは、サラの船を直す。船を修理する事で、サムは自分を癒やしてるのかもしれないですね。近所の子の世話をしていたかつての親の姿を思い出し、彼らに船を直す為の物資などを頼む。バッキーはワカンダから荷物だ、とスーツケースを持ってやってきます。アヨに頼んでた”何か”でしょ。そしてサムの手助けを始めるバッキー。サラと挨拶を交わし、、、アラいい感じ?バッキーは「明日帰るよ。今夜はホテルにでも泊まるかな」と、遠回しにかまって感出してきてほんとカワイイ。左腕が強靭なのに、右利きだからつい右手を使ってしまうっていう発言にもクスっとさせられます。

レマーのご両親に会うジョン

ジョンはレマーを殺した人物をカーリではなく、自分が殺した男だと伝える。レマーは無二の友人だったと語るジョン。殺した人は報いを受けたから、レマーは安らかだ、ありがとう。と親が言ったことで、ジョンはまだ終わってないと感じた様子。カーリを倒さなくては、と思っているのかな。。。

やるべきことを再認識するバッキー

盾を投げあいながら、バッキーは「スティーブと自分が、黒人が盾を持つ事を深く考えずに託してすまない。」と謝る。これを素直に受けるサム。難しい。この問題は、日本人の私には知り得ない重たいものがある。それでもサムはこころを決めたのかな。スティーブのノートに書かれた名前リストについて、自分の気を晴らすんじゃなくて相手の気をはらせてやれ、とサムに痛恨の一言を言われたバッキーもようやく動き出す。きっとヨリのところに行くよね。

熱い握手で別れる二人、準備するサム

自分達の事を「チームじゃない、仲も悪い、仕事仲間だ、共通の知り合いがいる仲だ、もういないからただの知り合いか。」っていじりながらお別れするシーン、このドラマ一番のお気に入り箇所です。結局のところ、仲いいじゃない。きっとすぐまた会うんでしょう。そして、「イザイアの痛みや犠牲を無駄にしないよう戦い続けないと。」と、サラと話したサムは、身体を鍛え始める。盾を使いこなす訓練もする。これは、、、受け入れるのか。キャプテン・アメリカになるのか?!サムー!がんばれー!!!と全力で応援したくなるそんなワンシーンでした。

バトロック再び

カーリはサムを倒すためにバトロックと手を組む。GRCの区画法令の採決というのがあって、これを止めないと、2000万人の難民が祖国に強制送還されてしまうらしい。カーリは強硬手段で止めるようです。

遂に覚悟を決めるサム

カーリがNYで行動を起こすとわかり、遂にサムはバッキーから渡されたスーツケースを開く。そして一呼吸。これは、もう新たなキャプテン・アメリカの服が入っているとしか思えないエンドですね。次の最終話もワクワク観たいと思います!

エンドクレジットの後で、、、

ジョン、自分で溶接してる。なんと盾を作っている。。。やだー!どうするの。心配。ジョンの心の正義が戻ってくれることを祈ります。どうか悪い方に進まないで。。。根本は悪い人じゃない、と思いたい。