【映画】007カジノロワイヤル:荒削り感半端ない若きボンド

※ネタバレを含みます。

007 No Time To Die公開直前に再確認したくて再鑑賞しました。

何年か前に見たものを再び観ると、当時は理解していなかった部分があったりして、2度目を観るのってとても楽しめます。オススメです。

作品情報

上映時間  : 144分
映倫    : G(年齢問わず)
制作国   : イギリス・アメリカ・チェコ合作
劇場公開日 : 2006年12月1日
監督    : マーティン・キャンベル
主演    : ダニエル・クレイグ

ざっくり概要

荒削りで無鉄砲で、はちゃめちゃな若きボンド。暗殺ミッションに成功し00(ダブルオー)へと昇格した彼が苦難を乗り越え、クールなボンドへと成長していく映画です。

悪人から集めたお金を使って投資で金儲けをしているル・シッフル。彼の資金調達を阻止するべく、ボンドは大金をかけたゲームに挑みます。

協力していたヴェスパーと恋に落ち、ボンドはヴェスパーを愛するようになりますが・・・。

007のお決まり

まずはオープニング。銃口の向こう側からボンドが銃を撃つおなじみのシーンは、もちろんカッコよく決まっていて冒頭からワクワクが止まりません。


ボンドと言えば、オメガの時計。ヴェスパーに「素敵な時計」と言われて、嬉しそうでした。笑


更にアストンマーチン。Mに支給され「愛してる」とボヤくボンド氏。甘やかされてます。笑

NG行動を全く気にしない

若き日のボンドは、ルールなんて無視。大使館だろうが気にせず突っ込むし、Mの自宅にも勝手に侵入しています。やりたい放題。

更には、勝たなきゃいけないゲームに負け続けてる途中、怒りに身を任せ相手を刺そうとしたりもしちゃいます。


結果を考えない行動や、自我が抑えられない00(ダブルオー)なりたての強気キャラ。
それはそれでカッコいいけど、"ジェームズ・ボンド"は、やっぱりクールでなくちゃな〜と思います。

”ジェームズ・ボンド”になっていく経緯

その工程はなかなか厳しいものでした。心から愛した女性が、理由あって裏切っていた事が発覚し、その直後に目の前で死んでしまいます。助けられなかった。。。
失意の底からクールなボンドは出来上がっていくのです。


ヴェスパーの残した情報からミスターホワイトを捉えたボンドは、もう貫禄がついた彼になっていました。「ボンド、ジェームズ・ボンド」と名乗るおなじみのセリフがここでようやく出ます。

次作へと続く

次作「007慰めの報酬」は、エンディングからの続きとなっているので、ぜひ連続で観ることをお勧めします。

カジノロワイヤルで、存在はあったけども、登場はしなかったキャラなども出てきますよ。